「ボイドスラブ工法」です。このスラブは厚さが27センチ以上と厚いのですが、スラブの中にボイド(穴)が空いていて軽量化しており、なおかつ強度を上げているので、理論上は小梁は必要なく、ほとんど振動もしないというものです。しかし、世の中、理論上の計算値どおりに行けば誰も苦労はしません。実は私も14年ほど前に、ある構造設計者の勧めで、某マンションにボイドスラブを採用しました。住戸専有面積が75平方メートル程度でしたので、小梁を入れずに設計したのです。
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すると、そのマンションは夜間たいへん静かな場所に立っていたこともあり、上階住戸の重量衝撃音がうるさい、というクレームを多く頂戴してしまいました。やはり、理想的な床の遮音は、スラブ厚20センチ以上、25〜30平方メートルに一本の割合で小梁が入っていること、この状態だと思います。